【 Boss01 ARCHELON (アーケロン) 】


06年の夏コミまで残り日数がおよそ二ヶ月と言う時点でデザインすら無いという、
悪夢のような状況から制作を開始した機体です。

当時決まっていたのは「人型」「アホメカ」「ドリル」というコンセプトのみ。

デザインが不得手な僕は、人型メカのどこにドリルを付けたものかと思い悩み、
あーでもねぇこーでもねぇと試行錯誤の日々を繰り返しているました。


そんな切羽詰ったある日、極限状態に陥っていた僕の頭上に ド リ ル の 神 様 が降りてきまして

     『ドリル "を" 付けるんじゃなくて、ドリル "に" 付ければいいじゃない』

なんて無責任な天啓を授けてくださいました。



しかし「破壊するごとにだんだん本体(ドリル)が見えてくるのは馬鹿らしくて面白いな」と思い、
その路線でデザインすることに。

最初にドリルを作り、そこに手や足などのパーツを付け足してゆき、
人型(?)になったところで「シルエットに特徴が足りないな」と思い、特大キャノン砲を追加。

ゆえにゲーム中の「三段階に渡って破壊」「画面奥からキャノン砲を撃たれる」という仕様は、
出来上がったモデルから逆算して作られたシステムなのです。
(通常はゲーム中の制約からモデルがデザインされます)


名前は中生代・白亜紀などに存在した甲長4mに及ぶ巨大な古代亀、「アーケロン(Archelon)」より借名しました。

見た目が重そう ⇒ どんくさそう ⇒ ドン亀 ⇒ 古代亀アーケロンという連想ゲームです。
過去の体験版で ARCHE"R"ON とスペルミスをしていたのもご愛嬌、ということで。



(キャノン砲の第一形態) (格闘戦の第二形態) (頭の悪い第三形態)
(デザインは僕(TOMY)なので、冗談抜きでショボいです)