● 春秋は同人ゲームがほとんど無い。
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※ メロンブックス通販ページ検索調べ(在庫切れも含む)。同人ソフトで、ノベルやADVも含むが、音楽と映像作品は除外
・案外ショップ委託ってされてない。つまりイベント会場でしか買えない作品は多い。
・ショップとしては閑散期にもソフトがあった方が回していけるのでありがたい。が、
昔は春にもイベント(コミックレボリューション)があったので、春・夏・冬の3段階で回せていたが、なくなってしまった。
(東方ジャンルであれば春に例大祭がある)
イベント併せでないと作家のモチベ的に難しい。つまり現実的には作品が出てこない。
・閑散期に作品を委託することで、ショップ側の待遇が良くなったりすることはあるのか?
→ 他にプッシュする物が無い状況であれば、ショップとして待遇を良くすることは可能ではある。
が、今はユーザー的にも「イベント時期でないと作品は出ない」という印象を持たれているため、
閑散期に新作を出しても注目されない。買われないという傾向はある。
通年で新作が遊べるという意識が生まれればショップにとってもサークルにとっても理想的かもしれないが…。
→ 成年向けは通年で需要も供給もあるため当てはまらない。イベント時期かそうでないかではあまり動きに変わりはない。
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● イベントと同時委託するのと、遅れて委託するのと
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同人ゲームはイベントぎりぎりまで開発していることが多いため、委託手続きなどが間に合わず、
ショップに委託されるのがイベントの1ヶ月後などになるケースが多い。
・ユーザーにはテンションの差がある。
最も動きが悪いのはコミケ直前で、ユーザーの意識がコミケにシフトしてしまっているので、この時期に出すとかなり厳しい。
・イベント同時委託であれば、まとめ予約なども機能しておりかなり有利。
・他作品との競合を気にするサークルもあるとは思う。
あえて後ろにずらして、何もない時期に出すというのもやり方としてはアリではある。
→ 単発でも話題になるパワーが求められる。
・ユーザー単価(一人が使うお金の額)が昔に比べて下がっている。
昔は同人ソフトであれば2,3本だったが、今は2本いかないくらい。
が、コミケ時期はこのリミッターが外れ、財布の紐が緩くなる。そのため非常に売りやすい。
今は閑散期はユーザーはお金を使わなくなってきてしまっている。
・閑散期は二次創作・東方の方が売れる?
→ 閑散期はどっちにしろツラい。いかに事前情報を出してあおるかが重要。
→ 東方以外の二次創作は同人誌が強く、傾向としてはゲームや音楽はやや弱い所がある。
もっとも紹介方法などの工夫次第であって、うまくいっているケースはある。
→ 音楽CDで版権が存在するものはJASRAC許諾を取っているものがほとんど。取られていない場合は委託を断ることもある。
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● 発注部数の精度
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同人ゲームにおいてはメロンブックスは発注部数の精度が高いと、割と色んなサークルでよく言われる。
・発注部数の精度を高めるために欲しい材料とは?
→ 基本的には作品の内容が分かるものがあれば良い。
デモムービーなど、動きの分かるものがもらえるのが一番ありがたい。
まだパッケージしか出来てないとか、内容が分からない状態だと厳しい。
→ ゲームの場合は本腰を入れてプレイしている余裕が中々取れないため、デモ、プレイムービーがあるとありがたい。
→ 画像無し、サンプル何も無しで来る例も割とある。さすがにつらい。
→ 確定していないにしても出せる情報の提示があれば助かる。ラフなどでも。
・初回発注の時点で、追加発注の当たりも付けているのか?
→ 付けている。初回で大きく取りすぎて返本となってしまった場合サークルの負担となってしまうため、
極力返本にならない、返本するにしても少量で済むラインを考える様にしている。
7割はまず売れるというところを基準に、8割,9割を販売目標として発注している。(外れることもあるが…)
・音楽CD、サントラは何を判断基準にしているのか?
→ ジャケットと内容。それに作家。コンピレーションなどの場合は他で有名なサークルが参加していたりすると
そちらの実績なども考慮して発注数を伸ばしたりすることもある。
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● 買取と委託
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・委託販売は現状はショップよりもサークル側の方がリスクが高い。
→ 買取となった場合には、会社的な事情からどうしても数量が下がってしまうことがあるのはご理解頂きたい。
ただ、委託だから多めに発注しておけというやり方では発注精度も上げられないという考え方で、
正確な発注数を出すことを目指して進めている。
・買取を希望する場合
→ まずはショップへ相談し、ショップ側で検討の上対応という流れに。
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● ゲームのサウンドトラックについて
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・ゲームとサウンドトラックの発注比率。
→ 平均して大体ゲーム本体の実売に対して10%前後。が安パイ。サントラとなると一気に購買層が限られる。
STG系で評価の高いものはやや動きやすいが、売り切り前提で少量完売させてしまうのがおすすめ。
・東方ジャンルは音楽CD単体での需要があるので、サウンドトラックも売れたりしないのか?
→ ゲームのサウンドトラックとして出している場合は基本的に違いは無い。
人気作家の楽曲や歌が入っていれば、ゲームのユーザーではない元々のファンに売れたりするのでちょっと違ってくる。
→ 「サウンドトラック」という名称が付いた時点で厳しい。
「ボーカルソング」として単発タイトルを付けて出している作品があり、音楽CD扱いになってうまくいったりしている。
→ 東方音楽は今はボーカルありきになっている。昔はインストでも売れたが今は厳しい。
→ そもそも東方ジャンルの売上はほとんど音楽CDで占められていて、実はゲームはそれほどでもない。
・サウンドトラックの要望は結構出るが、大体言うほどはけない。
→ サントラはノリで買えない。元のゲームを遊んでいるのが前提。
「サントラ」という単語を使わない方がいいかもしれない。音楽CDとして売った方が無難。
→ ゲームを遊んだ直後のテンションのまま買いたくなるものではないだろうか。
同人ゲーム界隈ではゲームを出した次回のコミケでサントラを出すという流れがあるが、ショップ的には一番苦しいパターンになる。
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● 価格設定
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・元々\1000〜\1500という値段設定があったため、そこが基準になっているというところがある。
・単価は自然に上がってきている(※ショップ委託される様な作品が大作志向になってる?)。
ユーザーが単価相場を気にしている空気は特に感じないが、お金を持っている層自体が減っているとは感じる。
・同人は利益度外視というスタンスの作者も多いため、過剰な安価設定もちょくちょくある。
→ 大手が安く出すと、すぐにユーザーの基準がそこになってしまうという現象が起きる。
それが懸念材料で、ハイクォリティな作品が過剰に安く出されていると、新しく出てくるサークルがどんどん厳しくなってしまう。
ショップとしても一定の価格を付けて欲しいとは思う。
・目的の物以外をついでに買う、ついで買いはあるのか?
→ 昔はあったが、なくなった。気軽についで買いがされていたのは、2005年辺りか、それよりも前の感覚。
→ シリーズものの場合、最初の作品をまず買っていくというパターンがあるが、
その場でシリーズをまとめ買いされることはあまり無い。
これはゲームの場合はまずプレイしてから次へ行くかどうかという流れがあるためと思われる。
音楽CDの場合はまとめ買い、ついで買いは結構ある。
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● 価格の変動
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・セールの様なことは可能なのか?
→ メロンブックスとしては同人はショップ側からは値引きなどはしないという方針だが、
サークル側の希望なのであれば対応は可能なので、希望される時は連絡を。
サークル側の意志で、実際古い作品を値引きするといった例はある。
ただし、棚卸処理の関係で価格の変更は月初からでしか対応できない。
つまり一週間だけ値引きするみたいなことはできない。
・返本された在庫を、新作が出るタイミングで半額販売したいみたいなお願いは可能なのか?
→ 可能。むしろショップとしては返本した物の追加をお願いしづらい所があるので、相談してもらえれば改めて検討します。
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● オマケを付ける
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・限定グッズなど特典には効果があるのか?
→ 特にゲームの場合は販売の動きに大きな影響があるとは考えにくいが、ショップ側として推しやすくなる。
「うちで買うと○○が付きます!」的な。プッシュする作品の社内調整がしやすくなる効果はある。
→ 目に見えて販売効果を出すレベルの特典となると相当コストをかける必要があると思われる。
それで本体の価格まで上げてしまうとなると本末転倒なのではないか。
→ フライヤーなどは、秋葉原店などの傾向では特に、コレクションアイテムとして貰われている可能性がある。
ゲーム本体には興味のない人に渡っていることになるので、この場合効果が出ているとは考えにくい。
・ポスターはたくさん貼るものがあるので隠れる可能性がある。
印刷した状態でもらうよりはデータで送ってもらって、使う分だけショップ側で印刷するという形の方が無駄がないと思う。
・取扱中の既作に、新作体験版を付けてもらうことは可能か?
→ 可能。体験版であれば特に問題ないとは思うが、途中から特典が付くとなるとそれまでに購入した人と揉めそう。
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● 告知
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・Web特設の有無は大きいのか?
→ 目立たないことには始まらないというのがあるので、ゲームの場合はWeb特設ありきでスタートラインに立つという感覚でいる。
ゲームはもともと告知力が弱いので、基本的にWeb特設は作らせる様にしている。
・店舗の告知は店舗に任せているので、それぞれの担当によって傾向や差はある。
・Webと店舗でユーザー層が分かれている?
→ 相互関係になっているので分けて考えてはいない。Webで知らせて店舗へユーザーを呼んでいる形。
Webは通販と広告塔の二重の役割がある。
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● 専属販売
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・間口が狭くなるため、メロンブックスでは基本的におすすめしていない。
そのショップへ行く層にしかアピールできなくなるため、サークルにとって総合的な販促面ではマイナスになると思われる。
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● 宣伝、認知
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・委託されないゲームも多い。
→ 委託等には興味がなくて、ゲームを作って、広く遊んでもらいたいという人が昔よりも増えた。フリー配布等。
→ 有料で配布するからには相応の責任が発生するということを嫌う人は多い。
→ プレス代など事前にかかる費用が大きい。その上、返本のリスクまで抱えるなんて…。
→ あまり公開されている情報が無い。どれくらい費用がかかるか、どれくらい売れるものなのか…。とにかくリスクが大きい。
→ 創作をする人には、ショップやり取りなどの事務関係をめんどくさがる人も多い。メール書くくらいならプログラム書くよ!みたいな。
→ 同人ショップがどういう所なのか。とっつきにくいなど。理解されていない、敷居が高いと思われていることも多い。
同人誌に特に多いが、専売の理由として、他社と繋がりも無いため一歩踏み込めないという人がいる。
→ 同人ゲームを作って、ショップに並ぶまでという情報も出してみたい。分かれば興味を持つ人もいるかもしれない。
・知ってもらう機会が乏しい。
→ ショップ自体も減っているため厳しい。
→ メッセサンオーが無くなったのは非常に大きい。大通りでデモを出していたため知らない人が興味を持って買うという流れがあった。
今は店内に入らないとデモが見れない店舗しか無いため販促が難しい。
→ デモメインの店舗は出したいが、現実的には難しい。
→ ショップで情報サイトを運営するのは面白いとは思うが、人員、コストを割く許可が取れるかというと厳しい。
→ 同人ゲームまとめ動画の様なことをショップでやろうと思うと、店舗で扱っているタイトルの情報しか扱えない。
(※メロンブックスではなく別の場所では、二次創作を取り扱うことができない。という見解もあった)
→ 同人はギリギリで情報が来ることが多く、商業の情報サイトの様に定期的に情報を取りまとめるというのも難しい。
・動画の手配ができない場合、ショップ側で動画を作成することはサークル的にはアリなのか?
→ 基本的にはアリ。ただゲームの場合はプレイスキルにも左右される。
内容を理解していない人が作るとつまらなそうな動画になってしまうのが懸念としてある。
→ あくまでサークル側での手配ができない場合に限る。やはりゲームは動いているデモが無いと厳しいため。
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● 客層
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・メロンブックスの客層はライト層がメイン。年齢層が若い。なので、一般向け、東方ジャンルに強い。
中学生から上といった感じ。
・ここ数年で変化はあったか?
→ 「ひぐらしのなく頃に」が出た辺りを境に、今までと異なる若い層が入ってきた印象を受ける。
それまではアンダーグラウンドな感じのコア層が多かったが、女性客や非オタク層が増えた。
興味本位で来ている(見物)ため、購入はされないということも多い。
・イベントとショップでユーザー層に違いはあるか?
→ 無いのではないか。イベントの参加者層自体にもショップと同様の変化が見られる。
イベントでも、「買う」というより「見物」という空気が強まった。
・イベント時期は、イベント帰りの客は確実に多い。
→ 夏に比べて冬の方がコミケの後の熱は冷めやすい。
夏は夏休みの間(8月いっぱい)は熱が持続する。冬は七草(1/7)を過ぎた辺りでガクッと落ちる。
→ 冬コミ後は、三が日に最も人が多い。元旦はやや少なく、3日が最大になる。
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● 通販
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・店舗販売と通販の売れ筋の違いを知りたい。
→ 実際に結果が出てみないと本当に分からない。
何度か出していると、サークルによってどちらが強いかという傾向は出てくる。
→ どちらかというと、人気作家で、早く買わないと無くなってしまうと予想される様なものは通販に集中したりする。
ある程度在庫を用意してそうであったり、通販サイトで見ただけでは内容がわかりづらい物は店舗購入に寄る傾向。
・通販だと送料が入ってくるので、送料より価格が安いものが売れにくくなったりしないのか?
→ 特にない。通販の場合、送料無料になるラインまでまとめて買われる方が多い。
・コミケの時期に関しては通販の方が売れ行きが激しい。
逆に店舗の在庫は全国に分散している分、通販在庫が無くなってても店舗在庫は案外残ってたりする。
・イベントにサークル参加していると、「通販で予約しているのでここでは買わないけど挨拶に来た」という人が増えている。
→ ショップが大きくなったので、イベントでないと手に入らないという意識が薄まった。
ショップの存在が、イベント全体での売上が落ちている要因の一端は担っていると思う。
→ イベントだと売り切れが早いので、通販で確保は安パイ。
→ イベントでは委託されない物だけ回ればいいとなると、まったりしてしまう。熱を奪われているところはあるかもしれない。
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● ニーズ
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・決め打ちで買いに来る人が多いか、ふらっとやって来てパッケージインパクト等で買う人が多いか?
→ 最近の傾向としては、ネットなどで情報を仕入れて決め打ちで買いに来る人が多い。
・店舗レイアウトで重視していること。
→ 店づくりの店舗レイアウト構成の関係で商業がメインに出てしまい、同人は奥の構成となってしまう。
→ メロンブックスは今は沖縄以外の全国、北海道から九州まで店舗がある。
→ 仙台が妙に活発なイメージがある。
→ 事実、去年の震災の後、営業再会した時は非常に沢山のお客さんが来ていた。
・最近の傾向としては、分かりやすくなくちゃダメ。
→ 複雑で分かりにくい、伝わりにくいものは手に取ってもらえない。
→ 直感的に分かる、面白そうに思えるものが手に取ってもらえる。ウリにしている要素をストレートに表現した方が良い。
→ パッケージデザインが重要。いくら内容が良くても、ロゴだけとかだとダイレクトに売り上げに響く。
特殊装丁は何なのか伝わりづらくなる危険性がある。基本的にはシンプルな方が良い。
→ 今のライトユーザーは深く考えるのが嫌。
→ パッケージ裏の情報は深く読まれていない。文字はおそらく読んでいない。
パッと見で分かる情報だけ伝わっていると思ったほうが良い。スクリーンショットとキャッチコピーくらい。
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● 作品の物理スペース
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・場所を取ることが返本要因になりえる?
→ 直接的には無い。委託期間は月平均の消化率から決めている。
→ 店舗展開へは影響する。大きいものはやはり置ける場所、期間が限られる。
・色々なケース。CDケース、トールケース、BDケース…
→ ショップ側としてはスペース的には大差ないが、ジャンルに対して選択を間違えると売れづらくなる。
音楽CDは一般認知としてはPケースであり、トールケースやBDケース、特殊装丁を選択すると、ゲームと間違われたりする。
ゲームの場合はトールケースが主流なので、Pケースだと目立ちにくい。
→ BDケースはトールケースよりは小さいがスリムトールより大きい。
・グッズ小話
→ マグカップは在庫が出た時にイベント会場から自宅への送料が売値を超えた。
→ 抱き枕は原価が非常に高く付くので委託できない。(※価格が上がるほど、一定掛率では具合が悪くなる)
初回受注でほぼはけるというのもある。
・ゲームの棚面積が狭い
→ 新作本数が他のジャンルと比べて少ない。
→ 同人オンリーであればもう少し配慮できるが、商業も扱っている総合店なので難しい面がある。
→ ゲームは動いているデモありきだが、デモ機(ディスプレイ)の数が限られている。
また、デモ機は商業作品との共有となっている。商業作品のPVはDVDで届いて、そのまま再生しなくてはならない決まりに
なっているため、同人のデモもそのフォーマットに劣化変換させて再生させるしかない状況。
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● 委託期間
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・委託三ヶ月間の、一ヶ月平均の消化率から返本するかしないかを判断。
その中から選別する。該当作品全てを一気に返本するわけではない。
・返本を拒否することはできるのか?
→ 相談してもらえれば、精査する。
→ コミケ前だと棚を空けなければならないので、どうしても返本しなくてはならなくなるという事情がある。
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● ダウンロード販売
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・DL販売というと成年向けのイメージが強く、一般向けは厳しいという印象が長らくあるが、
商業ゲームなどではDL販売も徐々に浸透してきている様に感じる。変化はないのか?
→ マーケットが違うため、現状では変化はない。
将来的には変化が出る可能性はあるが、当分先のことになるのではないか。
・DL販売に出すことで、パッケージとのユーザーの喰い合いは無いのか?
→ ユーザー層が違うため現状は喰い合っていない。
→ DLで買っている人達は深く情報を調べて買っているわけではない。たまたま見つけて買っているという印象。
そのためユーザーが競合することは無い。どちらかというと新規層。
→ ただし成年向けはユーザーがDLにシフトしているため、パッケージ販売は厳しくなっている。
・DL販売登録は場所により用意しなければならない画像やテキストなどのフォーマットが違うためめんどくさい。
そのため一箇所に集まりがちではある。
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● 海外展開
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・海外版を出したことでの国内への影響はあるのか?
→ 無い。おそらくユーザー層が異なる。むしろ海外版を出した後で国内売上が増えたとすら思える。
・パッケージの海外発送への対応の予定はあるか?
→ 現状は無い。サポートが難しい。どの言語に対応するか、現地OSの仕様等々…。
→ 海外対応することで、新たな権利系の問題が発生することも考えられる。
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● 同人ショップに対して感じていること
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・同人ショップというものがよく分からないという話はよく聞く。
→ 音楽サークルからは特によく聞く。元々同人に触れていなかったところから東方アレンジで始めるサークルが多いため、
同人=「オタク」「エロ」といったイメージが強く、はじめ抵抗があったとよく言われる。
→ 最近同人作品と商業作品のクォリティの差が小さくなってきているので、
ユーザーから見るとどっちがどっちだか分からない現象が起きている。
・同人ショップに委託した後、展開の良し悪しにサークルから干渉できないのがもどかしいことはある。
→ もしショップに行って気付いたところがあったなら、直接店員へ言ってくれるとありがたい。
店舗展開は担当ごとになるが、以前に比べて同人ゲームに詳しい店舗担当が少なくなってきている。
→ サークルの人間が店舗に行って店員に話しかけると、店員も喜ぶことが多い。
担当の印象が良くなれば展開などの面で頑張って貰える事もあるので、気軽に話しかけてくれればと思う。
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● サークルとやり取りしていて困ること
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・サークル登録情報(個人情報等)に変更があった場合に連絡が無いことがある。
→ 住所変更があった場合は郵送物の発送ができない。
→ 振込先口座の変更があった場合、前の口座へ振り込み続けることになる。
・予約受付作品の納品が発売日を過ぎてしまう場合に連絡が無いことがある。
→ 発売日当日に届いていなかったりすると色々と困る。
→ 例えばコミケ併せとかであった場合、「イベント同時発売だから」ということを織り込んだ発注数になっている。
イベント同時発売に対して納品が遅れてしまった場合は返本率が上がってしまう。
・大型イベント(コミケとか)併せの返本依頼が対応期日を過ぎてから来ることがある。
→ 期日の翌日などに問い合わせが結構多い。
→ 流通システムなど処理の流れがある。かなりの物量になるため、期限を超えてしまっての特殊対応は難しい。
→ 会場の到着期日に対する指定にも期限がある。
→ メロンブックスの場合は期日前にメールが来るのでそれを確認していれば良い。
・メールやり取りで、質問事項が発生した場合に返答がない。
→ 緊急性を要する事案もある。
他店と値段が違う(登録情報と異なる)。印刷ミスで同じページがある。印刷されていないページがある等々…
→ 返本するにしろ差し替えるにしろ、早めに対応した方が良いと思われるため、返答が早いと助かる。
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